ある日突然、我が家に自らを「魔王」と名乗る黒くて禍々しいのが訪ねてきました。 
手土産の蕎麦を差し出しながら「魔王」はこう言ったのです。

「本日より隣人となるが故、挨拶に参じた」

それなりの田舎町に住み着いた魔王と私―― 瀬野夏織の
 普通なんだか普通じゃないんだかよくわからないご近所ゆるゆる物語。




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